【ドラマ「再会」9話・最終回ネタバレ感想】残弾数3発の謎と、原作との結末の違い

今回は、ドラマ『再会』の最終回について、最大の謎だった「残弾数3発のトリック」の解説や、原作とは異なるドラマオリジナルの結末、そして各キャラクターのその後について深掘りして考察していきます!

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目次

23年前の真実と、残弾数「3発」のトリック

物語の大きな鍵を握っていたのが、万季子の持っていたリボルバー(ニューナンブ)の残弾数です。南良刑事が調べた結果、残りは「3発」でした。

当時の警察官が所持していた拳銃の装弾数は「5発」です。ここから計算していくと、ある矛盾が生じます。

【もし清原巡査の拳銃だった場合】

  • 装弾数:5発
  • 清原巡査が威嚇射撃で使用:−2発
  • 万季子が秀之を射殺するために使用:−1発
  • 計算上の残弾数=2発(しかし実際は3発)

この計算が合わないことから、南良刑事は「万季子が持っていたのは、清原巡査の銃ではなく『小杉の拳銃』だった」という結論を導き出しました。

【真相:小杉の拳銃だった場合】

  • 装弾数:5発
  • 小杉が清原巡査を射殺するために使用:−1発
  • 万季子が秀之を射殺するために使用:−1発
  • 実際の残弾数=3発

この見事な推理により、23年前の事件の全貌が明らかになりました。

淳一はずっと「自分が撃ってしまった」と罪の意識に苦しんでいましたが、実際は撃ってすらいなかったのです。

近くで聞こえた銃声を、自分が撃ったと勘違いしていただけでした。

万季子が今回拳銃を持ち出した本当の理由は、淳一を過去の罪の意識から解放するためだったんですね。

凶悪犯罪の首謀者・小杉の歪んだ自己顕示欲

23年前、警察内部にいた共犯者(小杉)が情報を錯乱させ、北の森で銀行強盗犯からお金を受け取ろうと画策していました。

そこで清原巡査に見つかり、小杉は清原を射殺。その後、銃弾の線条痕を一致させるために、自分の拳銃と清原の拳銃をすり替えていたのです。

備品台帳の原本を突きつけられ、ついに追い詰められた小杉署長。「自分が首謀者だ」と自ら叫びました。

より罪が重くなるはずなのに、なぜ自ら首謀者だと名乗ったのでしょうか。

彼は愛人に対しても「自分の方が一枚上手だ」と力を誇示したがるなど、自己顕示欲が異常に強い人物でした。

「世間を欺いておいしい思いをしたい」「自分の方が世間より賢いんだぞ」という歪んだプライドが、すべての引き金だったように思えます。

そんな小杉に対し、淳一はもちろん、南良刑事も「逮捕するんじゃなくて殺せばよかった」と激しい怒りを爆発させました。

銀行強盗の第一の被害者が南良刑事の婚約者だったことを考えれば、あの激昂は当然ですよね。

ドラマ版オリジナルの結末をどう見るか?

ラストシーン、万季子には禁固3年・執行猶予5年の判決が下りました。秀行からの屈辱的な行為や、襲いかかってきたことへの正当防衛が考慮されたのでしょう。

実はこの展開、原作とは少し違います。 原作では南良の残弾数の推理で止まり、小杉は「やってるかもね」というグレーな状態で取り調べを受ける結末でした。

しかしドラマ版では、備品台帳の原本が見つかったことでスピード逮捕へと至ります。ドラマとして、非常にスッキリとした分かりやすい終わらせ方で良かったと思います!

万季子と淳一、そして博美への切なさ

さらに、原作にはなかった万季子の出所後のシーンも描かれました。「キスしたことある」と言って2人がキスを交わすシーンは、未来への希望を感じさせるハッピーエンド寄りの結末でしたね。

一方で、ネット上でも意見が分かれていたのが、淳一の元恋人・博美の存在です。

不安定だった淳一の心をずっと癒してくれていた博美とあっさり別れてしまったのは、見ていて少し切なく、可哀想に感じた方も多かったのではないでしょうか。

『再会』という作品において、万季子が男性を手玉に取っているような印象もあり、「博美とそのまま付き合っていれば良かったのに」と感じる視聴者がいたのも頷けます。

とはいえ、最終的には主人公とヒロインが結ばれる王道展開。

すべてが終わった後の食堂のシーンで、純一が南良刑事に「(思い込みから)解放された」ことを示す描写も含め、全体を通して綺麗な終わらせ方だったと感じました。

出演者・主題歌・スタッフ

飛奈淳一(とびな じゅんいち)〈35〉
演 – 竹内涼真(小学生時代:味元耀大)
岩本万季子(いわもと まきこ)〈35〉
演 – 井上真央(小学生時代:本屋碧美)
清原圭介(きよはら けいすけ)〈35〉
演 – 瀬戸康史(小学生時代:渡邉櫂)
佐久間直人(さくま なおと)〈35〉
演 – 渡辺大知(小学生時代:鈴木楽)
周辺人物

今井博美(いまい ひろみ)〈25〉 演 – 北香那
岩本正樹(いわもと まさき) 演 – 三浦綺羅
佐久間秀之(さくま ひでゆき) 演 – 小柳友
警察
小杉房則(こすぎ ふさのり)〈58〉 演 – 段田安則
南良理香子(なら りかこ)〈45〉 演 – 江口のりこ
永井道哉 演 – 上川周作
スタッフ(テレビ朝日版)

原作 – 横関大『再会』(講談社文庫) 脚本 – 橋部敦子
音楽 – 得田真裕
主題歌 – 優里「世界が終わりました」(BEAT SEEKER MUSIC)
演出 – 深川栄洋、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー – 峰島あゆみ(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、多湖亮太(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
制作協力 – ザ・ワークス
制作著作 – テレビ朝日

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